車体の値段とLPガス車~タクシーについて(3)~ [旅行・乗り物]
「タクシー の車種~タクシーについて(2)~」↓から続きます。
http://blog.so-net.ne.jp/lionbass/2006-08-08
前回、「最近はタクシー用の車種と自家用車用の車種が違う」という話を書きました。
業務用と自家用車用で、求められる条件が異なるからだと思います。
業務用の車に求められるのは、以下のような条件だと思います。
(1)値段が安い
(2)維持費が安い
(3)頑丈で故障が少ない
(4)運転しやすい
自家用車だと、10万kmも走らないうちに買い換えることが珍しくありません。
一方、タクシーの場合は、1日に数百km走ることが多いようですし、廃車になるまでの走行距離は数十万kmに上るのが普通だということです。
タクシーの運転手さんに聞くと、タクシー用の車(トヨタ・クラウン・コンフォート、日産・セドリック)の値段は、100万~120万円くらいだとの話。(正確なところは確認できませんが…。)
自家用車だとコンパクトカー・クラスの値段です。
これに、メーターや無線機など、タクシー特有の機器をいろいろと取り付けなければならず、40~50万円かかるらしい。
この話を聞いたのは2~3年前なので、その後、ETCの機器やカーナビも加わって、余計に金がかかっているかもしれません。
「維持費」ですが、タクシーの多くはガソリンではなく、LPGを燃料としています。
(そういえば、以前は、「LPG車」と車体に書いてありましたが、最近は書いてないですね…。)
「日本LPガス協会」のウェブサイト↓によると、日本国内では今年2月現在、24万台あまりのLPガス・タクシーが走っているそうです。
http://www.j-lpgas.gr.jp/lgv/index.html
全国のタクシーの台数は、去年12月の数字で26万5,000台ほどだということですので、およそ90%はLPガス車だということになります。
同じサイトによると、「日本のタクシーがLPG車に替わり始めたのは昭和38年。その頃のタクシーはほとんどガソリン車。LPG車に替え始めたのは燃料コストが安いことからでした。昭和40年頃には都市部のタクシーのほとんどがLPGタクシーになりました。燃料コストを追求した結果が、クリーンな排ガスのLPGタクシーの誕生になったのです」と書いてあります。
昨日のタクシーの運ちゃんはなかなか感じのいいおっちゃんだった。それにしても、日本のタクシーはサービスもいいし、車もきれいし、中国とは比べ物にはならないっすね。
by MyQueen (2006-08-26 14:57)
MyQueenさま
もうなくなったかもしれませんが、北京には「ミエンティ」と呼ばれる軽ワゴン車のタクシーがありました。
しょっちゅう故障してましたし、路上で炎上しているのを何度も見たことがあります。
by Lionbass (2006-08-26 15:15)