「埼京線」という路線はない!? [旅行・乗り物]
先日、「冬ゴルフ」の話↓を書いたとき、「埼京線の線路がすぐそばに」と書きました。
http://blog.so-net.ne.jp/lionbass/2007-11-30
しかし、正確に言うと、この線路は「埼京線」ではなく、「川越線」の線路。
走っている車両は、JRではなく、りんかい線(東京臨海高速鉄道)の車両(70系)です。
ここからが本題ですが、われわれが通常「埼京線」と呼んでいる電車、走っている線路(路線)は「埼京線」ではありません。
そもそも「埼京線」という路線は存在しません。
北から言うと、次のようになります。
川越~大宮 =川越線
大宮~赤羽 =東北線
赤羽~池袋 =赤羽線
池袋~大崎 =山手(貨物)線
※大崎~新木場 =りんかい線(東京臨海高速鉄道)
(※参考)
これ路線名は「線路の戸籍」のようなもの。
これに対し、「埼京線」は「運転系統名」と言われるものです。
上記のうち、赤羽~大宮間は、東北・上越新幹線の建設に合わせて造られ、それまであった赤羽線(池袋〜赤羽間)と直通運転をするようになりました。
その後、山手貨物線経由で新宿、恵比寿と延長され、大崎に至ったという経緯です。
そういえば、先日、朝5時台に渋谷駅で山手線を待っていたら、貨物列車が3本くらい通りました。
池袋~大崎間は、湘南・新宿ラインや、成田エクスプレスなどと同じ線路を走っていることからも、これらの電車の名称が「運転系統」を表すものであることがお分かりいただけると思います。
同じような現象は他にも存在するわけですが、機会を改めて…。
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