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NOAコンサート [音楽・楽器]

お声がかかってお招きいただいたので、演奏会に行ってきました。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
NOA Concert Vol.1
新宿文化センター大ホール
指揮:中島良史
独奏:松本和将
NOA記念オーケストラ
曲目:J.シュトラウス 「こうもり」序曲
   ショパン ピアノ協奏曲第1番
   シベリウス 交響曲第2番
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

IMG.NOA.jpg

なんでも、さるシステム会社の30周年記念コンサートらしい。
胸に花を飾った男性が、客席で挨拶して回っていました。

オケは、いろんなプロオケの奏者がいて、寄せ集めという感じ。
一緒に弾いたことのある奏者(プロ)が、弦楽器に少なくとも3人いました。

ショパンのソリストは、1979年生まれですが、なかなかいい演奏でした。

オケは、そんなに悪くはなかったのですが、「合わせの練習をそんなにやってないのでは?」という感じ。
一部、呼吸の合わない部分がちょっとだけありました。
でも、さすがに破綻することなく、きちんとした演奏だったと思います。

会場は新宿文化センター。
学生時代、本場をやったことがありますが、最近は足を運ぶ機会がなかったので、久しぶりでした。
パイプオルガンは以前はなかったような気がしますが、いつ据え付けられたのでしょうか?


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難曲揃いのこれからの演奏会予定 [音楽・楽器]

4月になりましたが、先月(3月)と今月は演奏会の予定がありません。
とは言っても、来月以降、演奏会の予定は以下のような感じ。
とりあえず、5月から8月までの予定をお知らせします。
(各演奏会の詳細については別途アップ予定)

♪5月15日(土) Kフィルハーモニー管弦楽団
 ベートーベン:「エグモント」序曲
 ベートーベン:交響曲第9番「合唱付き」


♪5月21日(金) T交響楽団
 ロッシーニ:「セビリアの理髪師」序曲
 ハチャトリアン:「仮面舞踏会」
 ドボルザーク:交響曲第7番


♪6月20日(日) T管弦楽団
 スメタナ:交響詩「わが祖国」より「 ボヘミアの森と草原より」
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
 ドボルザーク:交響曲第7番


♪7月25日(日) Sオケ
 グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
 ストラビンスキー:バレエ音楽「春の祭典」


♪8月30日(日) S大OBオケ
 メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
 R.シュトラウス:交響詩「ドン・フアン」
 チャイコフスキー:交響曲第5番


ご存じの方はお分かりかと思いますが、結構難しい曲が続きます。
特に問題なのは、「ドボ7」「春祭」「イタリア」「ドン・フアン」あたりでしょうか…。

そして、初めての曲や久しぶりに弾く曲がたくさんあります。

「エグモント」序曲=たぶん二十数年ぶり
ドボルザーク7番=初めて演奏
「ルスランとリュドミラ」序曲=三十数年ぶり
ラフマニノフPf協奏曲No.2=三十数年ぶり
「春の祭典」=約10年ぶり
「イタリア」=初めて演奏
「ドン・フアン」=初めて演奏
チャイコフスキー5番=二十数年ぶり


これ以外、「第九」は去年12月に2回演奏しました。
「 ボヘミアの森と草原より」は数年前に演奏。

そして、ご覧のように、ドボルザークの7番を2度、ラフマニノフPf協奏曲も2度演奏予定です。

ドボルザークはこれまで演奏の機会がなかったのに、1ヵ月の間に2度。
ラフマニノフも三十数年前に1度弾いたきりなのに、2度演奏予定で、さらに秋にももう1度弾く見込みです。

なぜか重なるものですね。
ラフマニノフは、「のだめカンタービレ」(ドラマなど)の中で印象的に使われていたので、”人気”を集めているのかもしれません。


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大阪センチュリー東京公演を聴く [音楽・楽器]

去年、大阪・シンフォニーホールまで「応援」しに行った大阪センチュリー交響楽団

東京での公演があるからには、聴きに行かない訳にはいきません。
何しろ、コントラバスのメンバー4人は、いずれもいろんなご縁のある人たちなので…。

『地方都市オーケストラ・フェスティバル2010』
大阪センチュリー交響楽団
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
3/21(日)15:00開演
指揮:小泉和裕
ピアノ独奏:小川典子
曲目:リスト ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
   ブルックナー 交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪


まずは、例によってすみだトリフォニーそばから見た東京スカイツリーの様子。
IMG_0803スカイツリー.JPG
ますます高くなってきました。
既にかなり前に300mを超えているそうです。

こちらはホール前の案内ポスター。
IMG_0805大阪センチュリー.JPG

【プログラム表紙→】IMG大阪センチュリープログラム1003.jpg


とても素晴らしい演奏だったと思います。

ブルックナーは「各楽器がよく鳴っている」という感じでした。
金管は決して「割れた音」ではなく豊かに響く感じ。

ビオラの2楽章のソリがとても揃ってました。
コントラバスは全般的によく鳴ってました。

Cbはエキストラ2人を入れて6人。
1stVn=12人、2ndVn=10人、Vla=8人、Vc=8人でした。

小川典子さんの独奏も迫力がありました。

客の入りが6分程度だったのはちょっと残念でした。
でもおかげで、後半好きな席に移動して、左右に人がいない状態で、ゆっくり聴くことができました。

あと、ブルックナーの3楽章終了時点でブラボーおやじがいたのがちょっと興ざめでした。
まあ、気持ちは分からないでもないですが…。
チャイコフスキー「悲愴」の3楽章と同じくらい、拍手したくなるかも…。


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ロイヤル・ストックホルム・フィルとアリス=沙良・オットを聴く [音楽・楽器]

毎年恒例、東芝グランドコンサートを聴きに行きました。
(去年はケルンWDR交響楽団でした。)

今年のオケはロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
会場はミューザ川崎。
IMGRSPOプログラム.jpg
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
指揮:サカリ・オラモ
独奏:アリス=沙良・オット
曲目:シベリウス 交響詩「エン・サガ」
   チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番
   ショパン ノクターン 嬰ハ短調<アンコール/ピアノ独奏>
   ===休憩===
   ドボルザーク 交響曲第9番「新世界より」
   ドボルザーク スラブ舞曲第8番<アンコール>
   滝廉太郎 「花」<アンコール>
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪


IMGRSPOちらし.jpg

チャイコフスキーのピアノ協奏曲に「新世界より」というプログラム。
これが「エン・サガ」ではなくて「フィンランディア」あたりだったら完全に「名曲コンサート」ですね。

その1曲目の「エン・サガ」は演奏したことありますが、あまり印象に残ってません。
あまり聞こえない部分で、細かい音符をゴソゴソと空しく弾いたような…。

2曲目のチャイコフスキーのソリスト、美形と評判アリス=沙良・オットは、確かに素敵でした。
まだ21か22歳だそうで、長い黒髪にほっそりとした後ろ姿は、きゃしゃな感じ。
でも演奏はとてもしっかりしていて堂々たるものでした。


「新世界より」も非常にレベルの高い演奏でした。
2楽章末尾のコントラバスによるアコード(和音)、完璧にハモってました。

「新世界」の演奏中、テューバ奏者が足を投げ出したり曲に合わせて身体を揺すったりと、所在なげな様子だったのがちょっと気になりました。
何しろ、2楽章の冒頭と最後の数小節しか吹くところがありませんので気の毒なのですが…。
(1楽章と3楽章、4楽章はお休み)

その点、打楽器奏者は出番のない楽章でも、椅子にきちんと座って、前をじっと見てました。
打楽器は、3楽章のトライアングルと4楽章の有名なシンバル1発が出番の全て。
4楽章のシンバルはこするように「シャイーン」という感じの音でした。

コントラバスはシベリウス=8人、チャイコフスキー=6人、ドボルザーク=9人でした。
全員フレンチ弓で、かなり楽器を寝かせてチェロのように構えている奏者も何人かいました。
5弦3本に、Cエクステンションが2本でした。

<追記>
それにしても興ざめだったのは、聴衆の拍手のマナー。
まずチャイコフスキーの1楽章終了の際に盛大な拍手。
見回すと、指揮者が静止しているのに、3分の1から半分くらいの人が手を叩いてました。
そして「新世界より」の1楽章終了時点でもパラパラと。
「新世界」全曲終了(4楽章最後)も、指揮者がまだ手を降ろしていないのに拍手が始まってしまいました。
それに、各楽章間の「咳払い」があまりにも盛大で笑うしかありませんでした。
30秒間「静寂」があった先日のザ・シンフォニカの聴衆の方がレベルが高かったような…。



サントリーホール(マーラーの交響曲1番など)も行く予定だったのですが、事情によりキャンセルしました。
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「かもめ」本番終了 [音楽・楽器]

お知らせしておりました「かもめ管弦楽団第33回定期演奏会」終了しました。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
2010年2月28日(日) 14時開演
指揮:篠原信夫
曲目:ボロディン だったん人の踊り
   レスピーギ 「鳥」
   山下美香 「GIFT」(委嘱作品・初演)
   ブラームス 交響曲第2番 ニ長調
<アンコール>
   エルガー 「エニグマ変奏曲」よりニムロッド
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

IMGかもめ#33プログラム.jpg

会場は去年9月のジャパン・クラシカ以来のティアラこうとう。
IMG_0506ティアラこうとう.JPG

ちょっと事情があって、午前中のステリハ(ステージリハーサル)を中座。

「間に合わなかったら後半(ブラームス)だけ出演しよう」と思いながらホールに戻ったのですが、奇跡的に冒頭のチューニング中にステージに駆け込むことができたので、全曲演奏しました。

「だったん人」はほとんど頭打ちやピチカートしかないので、なんとかつじつまを合わせました。

降り番のレスピーギのあとは、今回の演奏会のために作曲された「GIFT」という新曲。
最初は、どんな曲かさっぱり分からなかったのですが、曲が形になってくると、昔の吹奏楽の曲を思わせる和音の進行や楽器の使い方が随所にあって、新曲なのにどこか懐かしい感じがしました。

作曲家がノーテーションソフト(楽譜作成用アプリケーション)を不慣れなのでしょうか、パート譜が若干分かりにくかったのがやや残念でしたが…。
でも、コントラバスは譜面は難しくなかった方で、他の楽器はもっと大変だったようです。

そして、メインのブラームス2番ですが、練習から考えると悪くない演奏だったのではないでしょうか。
特に最後のトロンボーンのニ長調の和音、BRAVIでした。
打ち上げで、冒頭のチェロとコントラバスの音型は、ダウン(下げ弓)かアップ(上げ弓)のどちらが適しているか、という議論をしました。

そして、アンコールに「エニグマ」変奏曲より「ニムロッド」
聴いたことはありますが、弾いたのは初めて。
なかなか荘厳な感じながら音符は簡単で、アンコールには適しているような気がしました。


以前は気にならなかったのですが、今回の2週連続本番はさすがに大変でした。
先週のマーラーにかなり力を注いだのに加え、事情によりステリハを中座したことも影響したのですが…。

次の本番は5月の予定です。

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銀座YAMAHA新装オープン [音楽・楽器]

ビル建て替えのため、長い間、仮店舗で営業していた銀座のYAMAHA(ヤマハ)がきのう26日に新装オープン
早速行ってきました。
IMG_0497外観.JPG

内部はなかなか落ち着いた雰囲気でしたが、階段がかなり暗い感じ。
同じような印象を受けた人が多かったようです。

4階楽器売り場で、チューナーを買いました。
IMG_0503チューナー.JPG
コルグの製品にハローキティ・バージョンもありましたが、高かったので買いませんでした。

手提げ袋のデザインも変わってました。
新装開店記念のノートをいただきました。
IMG_0498袋.JPGIMG_0499ノート.JPG

中はスケジュール帳のページと、五線紙のページがあります。
どういう使い方をするのか、今ひとつ想像できませんが…。
IMG_0500スケジュール.JPGIMG_0501五線紙.JPG
きっと、五線紙のページも普通のノートとして使う人も多いのでは…?

チューナーを買ったあと、3階の楽譜売り場にも行きました。
「ダブルベース HIYAMAノート」も売ってましたが、「第8刷」が1冊だけでした。
既に「第9刷」が出ているはずなのですが…。

ダブルベース[HIYAMAノート] シマンドル習得のために

ダブルベース[HIYAMAノート] シマンドル習得のために

  • 作者: 桧山 薫
  • 出版社/メーカー: ドレミ楽譜出版社
  • 発売日: 2001/11/02
  • メディア: 楽譜




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次はブラームスの2番です [音楽・楽器]

「今年の演奏会はマラ9とブラ2から」で予告しましたが、おととい今年1回目の本番が終わったのに続き、今度の日曜日も演奏会本番です。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
2010年2月28日(日) 14時開演

かもめ管弦楽団第33回定期演奏会
会場:ティアラこうとう大ホール
指揮:篠原信夫
曲目:ボロディン だったん人の踊り
   レスピーギ 「鳥」
   山下美香 「GIFT」(委嘱作品・初演)
   ブラームス 交響曲第2番 ニ長調
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

http://www1.odn.ne.jp/~caa34070/kamome.htm
IMGかもめ#33チラシ.jpg

レスピーギは「降り番」です。
(曲によって出演しない場合、こう言います。)

メインはブラームスの交響曲第2番
大学のときに初めて演奏したのですが、これまでに何回弾いたかよく覚えていません。
たぶん10回近く弾いているのではないかと思います。


ブラームスの作品は、去年秋、交響曲第1番、セレナーデ第1番、「ハイドンの主題による変奏曲」、「大学祝典序曲」と4ヵ月に4曲もやりましたが、またしても、という感じです。

そういえば、ブラームス1番を弾いたのは同じティアラこうとうでした。

やはり、アマチュアオケではベートーベン、モーツァルト、ドボルザーク、チャイコフスキーなどと並んで、ブラームスは人気絶大です。

「GIFT」という曲は、委嘱作品だそうで、当然「本邦初演」(というか世界初演)です。
ちょっと弾きにくい部分もありますが、そんなに変な曲ではないようです。


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「30秒の静寂」=カルウォーヴィチとマーラー9番終了= [音楽・楽器]

何度か宣伝しておりましたザ・シンフォニカ第47回定期演奏会、きのう終了しました。
「今年の演奏会はマラ9とブラ2から」
「マーラー交響曲第9番」
「カルウォーヴィチ『オシフェチム家のスタニスワフとアンナ』」

場所はすみだトリフォニーホール
IMG_0485トリフォニー看板.JPGIMG_0484シンフォニカポスター.JPG


♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
2010年2月21日(日) 14時開演
指揮:大井剛史
曲目:カルウォーヴィチ 交響詩「オシフェチム家のスタニスワフとアンナ」
   マーラー 交響曲第9番ニ長調
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪


例によって、すみだトリフォニー前から見た東京スカイツリー
IMG_0479スカイツリー.JPG
(1月に見たスカイツリーの様子はこちら

【ステージ上の"Lionbass"】
IMG_0488Lionbass.JPGIMG_0489Lion.JPG

コントラバスは10人でした。
IMG_0490オルガン.JPGIMG_0491Cb後列.JPG

カルウォーヴィチは、コントラバスにはあまり細かい音符はなく、演奏上、大きな問題はなかったように思います。

問題は後半のマーラー。
3楽章で1カ所、指がついて行けない部分がありました。
ごめんなさい。
練習のときは大丈夫だったのですが…。

そして、最大の問題は4楽章。
基本的に変ニ長調(♭5個)/嬰ハ短調(#4個)なので、コントラバスにとっては音程が取りにくいのですが、それに加えて転調が激しいうえ、オーケストレーションが薄い部分があるので、音程のずれが目立ちます。
きのうまでは気にならなかったのですが、会場のせいなのか、午前中のステリハから悩まされ、そのまま本番に突入。

結局、個人的にはやや不満の残る本番でした。
とはいうものの、過去2回、マーラー9番を弾いてから20年以上経っているのですが、前に比べると、曲の理解度とか、音符を弾く上での技術的な面は進歩しているように思いました。
伊達に年は取ってない、という感じでしょうか。

そして、オーケストラ全体としては、まあまあの出来だったようです。

マーラーが終わってから、拍手が始まるまで、およそ30秒の静寂がありました。
1楽章が終わったところで拍手が起きかけたので、「4楽章終了の際はどうなるか」と思っていたのですが、客席も静まり返っていました。

というわけで、ご来場いただいた方、ありがとうございました。
出演された皆さん、お疲れさまでした。

次回は7月25日に「春の祭典」(ストラヴィンスキー)などとなっています。
(私が出演するかどうかは未定です。)


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コントラバスにとってソロとは [音楽・楽器]

先日「石川滋コントラバス・リサイタル」の話をアップしました。
一般に、コントラバスがソロの曲を弾くのを聴く機会は、あまりないと思います。
コントラバスの協奏曲(コンチェルト)も何曲かあるのですが、オーケストラの伴奏で演奏されることはかなりまれです。

このとき書いたように、非常にしっかりした演奏だったのですが、例えばフランクのバイオリンソナタは、コントラバスで弾くより、バイオリンで演奏した方が、きっと何倍も音楽的だろうと思います。
これは、石川氏の技術うんぬんの問題ではなく、楽器の持つ表現力の違いと言っていいと思います。

我が家にはチェロやクラリネットがあるので、たまに触って遊ぶのですが、「歌う」ことだけなら、チェロの方がコントラバスの何倍も楽です。
これまで、コントラバスを練習した時間の方が、チェロを触っていた時間の何千倍にもなると思うのですが…。

誤解を恐れずに言えば、コントラバスはやはり合奏(オーケストラや室内楽、吹奏楽など)で低音部を弾いて全体を支えるのが役割であって、ソロを弾くのには向いていないと思います。


弦楽器で言えば、バイオリンがスポーツカーなら、ビオラはセダンタイプのの乗用車、チェロはミニバン、コントラバスはバス(路線バス、観光バス)くらいの違いがあると思っています。

「バス」というのは、あまり小回りが利かないので細かい道には入って行けませんし、スポーツカーのようなキビキビした走りもできません。
代わりに、「大勢の乗客を乗せて快適に運ぶ」のが役割で、いわばオーケストラで全体を支えるようなものだと思います。
これはスポーツカーやセダン(バイオリンやビオラ)にはできないことです。

もちろん、ソロの曲を練習するのは、その楽器の演奏技術を磨くのに必要です。
特にバイオリンやチェロは、オーケストラの中でソロが出てきますので、特に首席奏者はソロの技術が不可欠です。

しかし、コントラバスは、オケの曲の中でハイポジションを使うソロはほとんど出てきません。
ソロとオーケストラはほとんど別ものと思ってもいいのではないでしょうか。

そういえば、(私の楽器は、弦長が109cmあって、ハイポジションを弾くには向いていないので)ソロの曲は最近ほとんど弾いていません。

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石川滋コントラバス・リサイタル [音楽・楽器]

去年7月に東京オペラシティーで開かれた「石川滋コントラバスリサイタル」がNHKで放送されていたので録画し、数日前に見ました。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
曲目:「コントラバスとピアノのためのソナタ」(ヒンデミット)
   「コントラバスとピアノのための4つの小品から“タランテラ”」(グリエール)
   「バイオリン・ソナタ イ長調(コントラバス版)」(フランク)
コントラバス:石川滋/ピアノ:エドムンド・アーカス
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

http://www3.nhk.or.jp/hensei/program/p/20100216/001/10-1300.html

IMG_0415石川滋.JPG

弦楽器の山本のウェブサイトによると、石川氏の経歴は以下の通り。

**********************************************************
スイスのベルン交響楽団ソロ首席コントラバス奏者。
慶応義塾大学経済学部卒業。
桐朋学園ディブロマ・コースに在籍し、堤俊作にコントラバスを師事。
エール大学にてゲイリー・カーに師事。
ジュリアード音楽院でユージン・レヴィンソンに師事、同修士課程卒業。
フロリダ・フィルハーモニック・オーケストラ首席奏者、ニューワールド交響楽団首席奏者、ボストン音楽院講師、ほかアメリカでの豊かな経歴を経て、現在はベルン交響楽団ソロ首席奏者。
**********************************************************


非常に安定した演奏で、ハイポジションの部分でも探るようなところがなく、非常に音楽的でした。

そのハイポジションですが、写真でお分かりになりますでしょうか。
指板に目印が付いてます。

ギター(フォークギターやエレキギター)では付いているのが普通ですが、コントラバスではあまり見かけません。

(もちろん、音楽的によりよい演奏が出来るのであれば、目印があろうが、フレットが付いていようが、全然構わないと思います。)

楽器のサイズも結構大きいように見えましたが、非常に手堅く「弾きこなしている」という印象でした。

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