ベルリンの壁崩壊20周年 [メディア・ニュース・国際情勢]
(といっても”思い出ばなし”なのですが…。)
おととい、11月9日は、ベルリンの壁崩壊から20年でした。
20年前は、前の会社でカイロに駐在する記者(特派員)でした。
11月9日は、地中海に浮かぶ島国、キプロスのニコシアに滞在していました。
その前、レバノンの大統領選挙を取材するためベイルートに出張。
取材を終えてカイロに戻る途中、キプロスに立ち寄りました。
<追記> レバノンは「内戦」が終わったばかりで、ベイルート市内は多くの建物が崩れ落ちていて、滞在中も爆弾テロと思われる爆発が起きたりしていました。 (ベイルートの話は日を改めてそのうち…。)
行きはカイロからベイルート行きの直通便に乗ったのですが、便数が少なかったので、帰りはキプロス経由の便に乗ったのでした。
カイロ→ベイルートは確かボーイング707、ベイルート→ニコシアは忘れましたが、ニコシア→カイロの便はBAe1-11という今では見られない機種だったと思います。
話はそれますが、キプロスはギリシャ系の南側とトルコ系の北側に分かれていて、当時は南北を隔てる「壁」がありました。
韓国・北朝鮮、東西ドイツと並ぶ「分断国家」だったわけですが、その後「和解」に向かっています。
ニコシアで「ベルリンの壁を越えて、東ドイツの市民が西側にどんどん向かっている」というニュースに接したのですが、確か数日前から前兆のような動きがあったからでしょうか、そんな「大ニュース」だとはあまり思いませんでした。
今にして思えば、これをきっかけに冷戦が終結に向かい、その後の世界の構造が大きく変化することになったわけです。
この年は新年早々昭和天皇が崩御。
6月には、イランのホメイニ師が死去し、翌日に北京で天安門事件が発生するなど、大きな出来事が次々と起きた年でした。
月並みですが「あれから20年経ったのか」というのが素直な感想です。
ベルリンには翌年の夏休みに行ったのですが、すでに東西の間は自由に往来できるようになってました。
もちろん、町並みは東西に分かれた当時からそんなに変わってなかったのだろうと思いますが…。
そして、翌年、1990年にはブルガリアに冷戦終結・共産主義政権崩壊後の選挙の取材に行く機会がありました。
(ロシアに初めて行ったのは1997年のことでした。)
1990年にはイラクがクウェートに侵攻し、翌91年に「湾岸戦争」が勃発しましたが、イラク・バグダッドで取材する機会がありました。
少しだけですが、歴史の変わり目に立ち会うことができ、報道の仕事を選んでよかったと思っています。
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ゆるキャラ大集合!? [メディア・ニュース・国際情勢]
ただし「ゆるキャラ」ではなく、「自治体のキャラクター」として取り上げたものです。
以前、「『なみすけ』知ってますか?」「なみすけパンとブラックサンダー」で紹介した我が杉並区のキャラクター「なみすけ」は中央の目立つ位置に載っています。
ほかに、ゆるキャラ界でかなりの人気を誇る滋賀県彦根市の「ひこにゃん」。
最近、世間を騒がしている奈良遷都1300年を記念するキャラクターたちもしっかり紹介されています。
「せんと君」と「まんと君」と「なーむ君」でしたっけ…。
ほかに、和歌山にあるという「イノブータン王国」のキャラクターや、仙台市のゴミ分別を呼びかける「ワケル君」などなど…。
ところで、ゆるキャラではないかもしれませんが…。
JR東日本では現在、仙台・宮城デスティネーションキャンペーン↓とやらをやっています。
http://www.sendaimiyagidc.jp/
駅には、いろんなポスターやパンフレットがあります。
渋谷駅の通路はこんな↓具合。
こちらは「伊達な旅」のパンフレット。
そして、こちらはキャンペーンのキャラクター「むすび丸」。
先日、ぬれぴよこさんが紹介されてました。
http://blogs.yahoo.co.jp/mackeysmile05/57022692.html
一方、JR東日本独自のキャラクターがこちら↓、「まさむねくん」と「めごちゃん」です。
キャラクターが多すぎて、ちょっとややこしいかも…。
シンガポールの日本語表示 [メディア・ニュース・国際情勢]
先日、ある新聞にまさにこの同じ看板が取り上げられていました。
(反対側の面なので向きが逆ですが…。)
記事のタイトルは、ご覧のように「日本語あるのにタミル語なし」「シンガポール案内板 『おかしい』と住民訴え」となっています。
ご存じのように、シンガポールは「他民族国家」。
中国系、マレー系、インド系を中心に、さまざまな人々が住んでいて、英語、中国語、マレー語、タミル語が公用語となっています。
確かに、この看板には英語、中国語、マレー語、それに日本語が書かれていますが、タミル語はありません。
日本人としては、シンガポールにおける日本(という国?)の存在感を示すものとしてうれしいわけですが、インド系の人が怒るのもうなずけます。
しかも、チャイナタウンの入り口とはいえ、ヒンズー教寺院の目の前でもありますし…。
ちなみに、タミル語の文字は、下の地下鉄(MRT)の看板に書かれている曲線の連なったようなものです。
このタミル語といえば、先頃なくなった国語学の泰斗、大野晋氏が日本語のルーツとしている言語です。
(今年6月のエントリー、「日本語の源流を求めて 」などをご覧ください。)
どんな言語なのか興味ありますが、さすがにこれからこの文字を勉強する気にはなりませんね…。
チェ・ジンシルssi自殺! [メディア・ニュース・国際情勢]
自殺とみられています。
きのうのニュースには、「1990年代を代表する女優だった」などと書かれていました。
今回の自殺の背景には、先月置きた韓国の別の芸能人の自殺があったとの話です。
その芸能人とはアン・ジェファンというコメディアンや司会などをしていた男性で、事業家としても成功したものの、借金を抱えていたそうです。
詳しくは、私がいつも読んでいるJMM(Japan Mail Media)の「アン・ヨンヒの韓国レポート」をご覧ください。
http://ryumurakami.jmm.co.jp/dynamic/report/report7_1358.html
http://ryumurakami.jmm.co.jp/dynamic/report/title7_1.html
チェ・ジンシルは、このアン・ジェファンに金を貸していたなどとネット上に書き立てられ、悩んでいたそうです。
数年前に離婚したあと、精神的に落ち込んでいたとの話もあり、「死にたい」と漏らすこともあったと伝えられています。
チェ・ジンシルについては、これまでに何度か↓書きました。
「北京で『韓流』の洗礼を受ける ~韓国ドラマの話(2)~」
「『星に願いを』~韓国ドラマの話(5)~」
「『プラハの恋人』~韓国ドラマの話(29)~」
北京に住んでいたのはまさに1990年代ですので、その「全盛期(?)」だったわけです。
(でも、上記「『プラハの恋人』~韓国ドラマの話(29)~」のところに書いたように、同じころ活躍し、今でもドラマに出ているチョン・ドヨンの方がいいと思っていたのですが…。)
チェ・ジンシルはその後、元ジャイアンツの趙成珉と結婚したものの、4年前に離婚し、最近、芸能活動を再開。
復帰後に出演したドラマ「バラ色の人生」が、最近KNTVで放送されていたのを少しだけ見ましたが、その「アジュマ」(おばさん)ぶりは、なかなか見ものでした。
北京オリンピックで思ったこと [メディア・ニュース・国際情勢]
北京オリンピックが閉幕しました。
今回のオリンピックで、多くの人が思ったのは、「中国がいかに外面(そとづら)をよく見せようとするか」ということではないでしょうか。
前回書いたように、「よそ者には悪い所は見せないようにする」というのは、ある意味「客に対する礼儀」という面があると思います。
日本人も、こうした中国の考え方の影響をある程度受けているとは思います。
しかし、これが行き過ぎると、中国や北朝鮮のように、「首都は外国人に見せる『表の顔』」と考え、北京や平壌(ピョンヤン)のように巨大建造物を建てる、ということになるのだろうと思います。
また、中国では十年ほど前まで、「外国人が訪れていい地域と、外国人の訪問が認められない地域」というのがありましたが、これも同じ考えではないでしょうか。
そういえば、日本でも、何十年か前までは、「外国人は東京や横浜、神戸にいるもの」であり、観光地ではない地方都市で外国人(特に白人)を見かけると「どうしてこんな田舎に…」と考えたものでした。
(写真がないので、前回と同じおととし11月撮影の建設中の「鳥の巣」を載せておきます。)
さて、以前「陸上競技大会に出場=私のスポーツ歴(2)」という話を書きましたが、オリンピックの男子400mリレー銅メダルの場面を見て、自分の体験を少し思い出しました。
また、シンクロナイズド・スイミングのチームで、演技終了後に気を失った選手がいたというのを聞いて、神戸で記者をやっていたとき、シンクロの取材をしたことを思い出しました。
シンクロの選手は、浮力を得るために皮下脂肪を付けなければならないそうで、そのために、牛乳を1日に2-3リットル飲むのだとか。
そうして、がっちりした体格で、体力もある選手たちが、演技が終わるとプールサイドで”息も絶え絶え”になっていたのが今でも印象に残っています。
ちなみに、取材したのがどんな大会だったか忘れましたが、当時のトップ選手である元好三和子選手が出ていたと思います。
それにしても、今回のオリンピックでいろいろ言いたくなるのは、野球日本代表の負けっぷり。
「けが人が多い」とか、いろんなメディアでいろんな敗因が語られていますが、「なるほど」と思った点いくつか…。
・星野監督は「情」や「思い」が強い指揮官であり、チームをまとめ上げて行く力はともかくとして、短期決戦には向いていない。
・捕手(キャッチャー)3人は多すぎ。2人にして投手を増やすべきだった。
・左の強打者がいなかった。ずっと出場した選手で左打者は稲葉と青木だけ。松中、金本、小笠原クラスの選手が必要だった。さらにいえば、松井秀喜、福留などが大リーグに流出したのは痛い。
・本職の外野手が3人しかいなかった。4人目は本来内野手の森野で、同じく荒木にもレフトを守らせたりしていた。G.G.佐藤を代えようにも代わりがいなかった。
それにしても、始まる前は「今回のオリンピックは雰囲気が盛り上がりませんね。中国がチベット問題や大気汚染、食の安全など問題を抱えているからではないでしょうか」などと言っていた人が、「やはりオリンピックを見ると愛国心が湧きますね」などと変節している場合が多いようです。
恐らく、大会後の「盛り上がった」記憶が残っていて、始まる前の雰囲気と比較してしまっているのではないでしょうか。
そりゃ、盛り上がっていないように見えるのは当たり前でしょう。(笑)
<以下追記>
それにしても、毎回思うのは、「日本が絡まない試合・競技も見たい」ということ。
私はNBAフリークなので、バスケットボールの試合、特にアメリカチームが出場するものは、全部見たいと思っています。
今回、さすがに準決勝と決勝は見ることが出来ましたが、予選リーグの試合もできれば見たかったところ。
そういえば、1992年バルセロナ・オリンピックの「初代ドリームチーム」は、試合を一度も見たことがありません。
ほかにも、サッカーなどは全試合見たい人が多いのではないでしょうか。
(これも準決勝、決勝は放送してましたが…。)
鳥の巣 [メディア・ニュース・国際情勢]
とにかく、トラブルなく終わって欲しいものです。
というのに、グルジアとロシアが戦争始めたみたいで、困ったものです…。
個人的な話ですが、北京勤務を終えて帰国してからちょうど10年経ちました。
その後この10年間、北京に行ったのは2度だけ。
(以前も書きましたが)おととしの11月に行った際に撮ったのがこの写真。
もちろん、まだ工事中でした。
そのときの旅行の詳細については、2006年11~12月のエントリーをご覧ください。
「小旅行に来ています」
「北京に行ってました」
「北京小旅行記(1)~地下鉄で天安門へ~」
「北京小旅行記(2)~友諠商店 & 秀水~」
「北京小旅行記(3)~四川飯店で夕食~」
「北京小旅行記(4)~マカオ炒飯 & 燕沙商場~」
「北京小旅行記(5)~昔の我が家 & 五輪会場~」
「北京小旅行記(6)~東来順で羊しゃぶしゃぶ~」
「北京小旅行記(7)~バスで中華世紀壇へ~」
「北京小旅行記(8)~感謝祭の七面鳥~」
「北京小旅行記(9)~建設ラッシュ~」
「北京小旅行記(10)~交通ラッシュは…~」
「北京小旅行記(11)~ホテルの朝食~」
「北京小旅行記(12・終)~北京首都空港~」
「北京で見つけた変な日本語」
「楽天=ロッテ」
きのうの開会式では、とにかく派手に花火を上げてましたが、北京は普段、花火禁止のはず。
もちろん、今回は特別ということでしょう。
市民も花火は楽しみにしていただろうと思います。
それにしても、最初の1時間の「マスゲーム」(?)は、キレイではありましたが、何だかなあ…という感じ。
「中華思想」を感じたのは私だけでしょうか…?
ちょっと自慢たらしいし、北朝鮮っぽいし…。
でも、もちろん中国が北朝鮮っぽいのではなく、北朝鮮が普段から中国的なやり方を忠実に実践しているのだと思います。
北朝鮮の映像でおなじみの「小さな女の子が作り笑いしながら歌を歌う」という場面も、北朝鮮オリジナルではなく、中国で普通に見られる光景です。
ちょっと面白かったのは、参加国・地域の名前をフランス語→英語→中国語(北京語)で紹介していたこと。
中国語の名称の画数順だそうですが、簡体字によるものなので、日本の漢字で考えても正しい順番は分かりません。
北京語の発音もなかなか面白いのですが、日本語の外国国名も、現地の人が聞けばなかなか変なのだろうと思います。
不発弾処理と四川大地震 [メディア・ニュース・国際情勢]
本当は、ニュースなどについても(仕事とは関係ない範囲で)書こうかと思っているのですが、今回は先月のニュースについて…。
きょう12日で、先月の中国・四川大地震からちょうど1ヵ月になります。
北京に駐在していた時、一度だけ四川省に行ったことがあります。
一応取材だったので、いろんな場所を見せてもらいました。
成都では有名な「パンダ研究基地」など。
そして、今回の地震で被害の大きかった場所の一つ、綿陽市にも行きました。
綿陽市のウェブサイト↓
http://www.mianyang.gov.cn/
綿陽では中国最大級のテレビ工場を訪問しました。
「四川長虹」というメーカーですが、元々は軍事用のレーダーを作っていた国有企業だったそうです。
それが、改革開放の流れの中で、民需への転換を求められ、日本メーカーの力を借りて、中国トップクラスの家電メーカーに変身したのだそうです。
綿陽で印象に残っているのは、街並がきれいでゴミなどが落ちていなかったこと。
長虹など好調な工業により財政が潤っているためかと思ったのですが、今回の地震で明らかになったのは、綿陽には原子力関連の施設があるらしいこと。
このため、政府の予算がこの町につぎ込まれているのかもしれません。
そして、5月に気になったもう1つのニュースは、東京・調布市で行われた不発弾処理作業。
不発弾が見つかったのは、京王線・国領駅西側の線路際。
京王線の地下化工事で掘り返したときに発見されたそうです。
実は、3年ほど前まで、この不発弾の現場から200mほどのところに住んでました。
そのまま住んでいれば、避難しなければならないところでした。
我が家が住んでいたのは、国領駅南口のすぐそば。
再開発で建設されたスーパーやパチンコ店などの入った複合ビルの一部が、「都市再生機構」の賃貸住宅になっていました。
昔の「公団住宅」です。
駅まで1分で便利でしたが、家賃は決して安くありませんでした。
それにしても、よく戦後63年も爆発しなかったものです。
電車がすぐそばを走っていたわけですし…。
たばこと音楽は似ている!? [メディア・ニュース・国際情勢]
(旅行記は追ってアップします。)
宮崎と鹿児島の両県では、今月からたばこ自動販売機の成人識別カード「TASPO(タスポ)」の運用が始まってました。
空港などで、旅行に来た人がたばこを買えずに戸惑っている姿も見られました。
ところで、先日来、SO-NETブログがトラブっているのを見て、以前もそういうことがあったな、と思って過去の記事を読んでいたら、昔、「たばこ大っ嫌い」という話を書いていたのを思い出しました。
「たばこ大っ嫌いです」
http://lionbass.blog.so-net.ne.jp/2006-03-05
「たばこ大っ嫌いです(2)」
http://lionbass.blog.so-net.ne.jp/2006-03-06
「たばこ大っ嫌いです(3)」
http://lionbass.blog.so-net.ne.jp/2006-03-07
「たばこ大っ嫌いです(4)」
http://lionbass.blog.so-net.ne.jp/2006-03-08
「たばこ大っ嫌いです(5)=最終回」
http://lionbass.blog.so-net.ne.jp/2006-03-09
(ほぼ2年前ですが、当時はあまり長い文章は書いていなかったのが分かります。)
屋内はもちろんなのですが、屋外でも、道で前を歩いている人がたばこを吸っていると、流れてくる煙がいやで、走ってその人を追い抜いたり、道の反対側に逃げたりしています。
それで、ここからが本題ですが、喫煙者が主張する「たばこを吸う権利」についてです。
人に迷惑がかからない状況であれば、他人がたばこを吸うことに反対する理由はないのですが、非喫煙者は多くの場合、「吸いたくない煙を吸わされる」ことを嫌だと言っているわけです。
最近思うのですが、喫煙者と携帯プレーヤー(iPodなど)で音楽を聴く人の間には、共通点があるのではないでしょうか。
音楽の場合も、他人に迷惑をかけない限り、個人で楽しむことに反対する理由はまったくありません。
電車の中などで問題になるのは、「聞きたくない音楽を聞かされる」ことです。
喫煙者は「煙が他人に流れること」、音楽を聞く人は「音が他人の耳に届くこと」を配慮すれば、トラブルを避けられると思います。
韓国大統領に李明博氏当選 [メディア・ニュース・国際情勢]
久しぶりに、国際ニュースについて書こうと思います。
といっても、先日のソウル小旅行と関連しているのですが…。
既に書いていますように、先日ソウルに行ったのは、韓国大統領選挙の雰囲気を見てみたいという目的もありました。
【ソウル市内で見かけた各候補のポスター】(なぜか李明博氏のものだけなくなっている)
ソウルに到着してまず驚いたのは、「実は12人も立候補しているんだ」ということ。
盧武鉉大統領の「後継」である鄭東泳候補は1番。
ハンナラ党の李明博候補が2番。
そして「保守分裂」で無所属で立候補した李会昌候補は最後の12番でした。
日本では3人の有力候補以外のことはほとんど報じられませんでしたが、他に、民主党の李仁済氏など、何人かの候補者は名前を聞いたことがありました。
滞在2日目、つまり唯一1日をフルに使える日は、今回当選した李明博氏の株価操作疑惑、いわゆるBBK問題に関する検察の調査結果の発表日でした。
テレビは朝から「午前11時に検察が結果発表」とあおってました。
結果は、ご存じのように「嫌疑なし」。
関係者の手紙とされたものは偽造だということになってました。
その真相については分かりません。
特別検察官が改めて捜査することになるようです。
ということで、当選した李明博氏ですが、大阪の生まれだとのこと。
【李明博氏の横断幕】
ソウル市内で、清溪川(チョンゲチョン)という川の上を走っていた高架道路を撤去し、清流を取り戻して市民の憩いの場にしたことは有名です。
【清溪川】
今回の李明博氏の勝因ですが、とにかく韓国国民は盧武鉉大統領に飽き飽きしていたからだ、ということのようです。
ソウルで会った韓国人の知人も、先日東京で会った日本に住んでいる韓国人の大学教授も、盧武鉉大統領については、うんざりした様子でした。
新・世界七不思議 [メディア・ニュース・国際情勢]
先日、「新・世界七不思議」なるものが発表されました。
http://www.new7wonders.com/
10日前、ポルトガルのリスボンで発表が行われたのですが、これは「07年7月7日に”7”不思議を発表する」ということだったようです。
で選ばれたのは…
*万里の長城(中国)
*タージマハル(インド)
*コロッセオ(イタリア)
*マチュピチュ(ペルー)
*ペトラ(ヨルダン)
*チチェン・イツァのピラミッド(メキシコ)
*リオデジャネイロ郊外のキリスト像(ブラジル)
…の7つです。
このうち、3つだけ行ったことがあります。
(万里の長城、コロッセオ、ペトラ)
中国は住んでいましたし、コロッセオは何度か旅行で行きました。
ヨルダンのペトラ遺跡は、映画「インディ・ジョーンズ」の撮影が行われたことで有名ですが、カイロに住んでいたときに、行きました。
岩の間の狭い道を馬に揺られて進んでいくと、突然、ピンク色の岩に掘られた巨大な”建造物”が出現。
なかなか壮観です。
それにしても、中南米が3つもあるというのはどうなんでしょう?
清水寺はともかくとして、アンコールワットあたり入っていてもいいように思いますし…。
この「投票」自体、日本でそれほど知られていたとは思えませんし、中南米あたりからの票が多かったのではないかと思います。
ちなみに、「旧・世界七不思議」は以下のようなものだそうです。
*ギザの大ピラミッド
*バビロンの空中庭園
*エフェソスのアルテミス神殿
*オリンピアのゼウス像
*ハリカルナッソスのマウソロス霊廟
*ロードス島の巨像
*アレクサンドリアの大灯台
(またはバビロンの城壁)
この中で、「ピラミッド」だけは行きました。
ほかは現存しないので当たり前ですが…。
ちなみに、「シビライゼーション」というゲーム↓では、これらの「七不思議」を建設すると、プレーヤーの”得点”になるようです。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/civilization
このゲームは、「文明のリーダー」になって、歴史をたどりながら発展を目指すものです。
北京時代、アメリカ人の知人に教えてもらってMacintoshで10年以上やっていますが、いまだに飽きません。
(気がつくと一日中やってたりします。)